1 頭のハチ側頭部を含む、頭の上部の横幅。ここが強く見えると、顔全体の外枠が広く見えます。
2 頬骨目の下から頬へ続く中顔面の横幅。光や影によって、張り出しが強く見える場所です。
3 鼻・小鼻鼻の形だけでなく、頬や口元との距離、表情筋の緊張によって見え方が変わります。
4 エラ咬筋やあご周囲の負担が集まりやすい下顔面。首や姿勢とも切り離して考えません。
頭のハチが張って見えると、顔の中心も広く感じやすい
頭のハチは、顔より上にあるため見落とされやすい場所です。しかし、写真では頭部まで含めて一つの輪郭として見えます。
側頭部の張りが強く見えると、頬骨やエラまで含めた外枠が広がり、顔の中心にある鼻や小鼻も相対的に横へ広く見えることがあります。
ここで大切なのは、「ハチ張りが小鼻を広げる」と単純に断定することではありません。私は、頭部と顔の幅の比率が変わることで、鼻まわりの見え方にも影響が出ると考えています。
頬骨と口元の緊張は、小鼻の見え方に関係する
頬骨の周囲には、口角や上唇、鼻まわりの表情に関わる筋肉があります。頬や口元に力が入り続けると、笑っていないときでも顔の中心に硬い張りが残ることがあります。
鼻翼の動きに関わる筋肉、上唇を引き上げる筋肉、頬を支える筋肉は、それぞれ別の名前を持っていますが、表情の中では連動して働きます。
そのため、小鼻だけを強く押さえるのではなく、頬骨の周囲、口元、あごの動き、呼吸の仕方まで確認します。
鼻の形そのものを整体で変える、という考えではありません。
顔全体の緊張や横幅のバランスを確認し、鼻や小鼻がどのように見えているのかを整理します。
エラ張りと食いしばりがある方は、あごの内側まで見る
エラの見え方には咬筋が関係しますが、咬筋だけが噛む動きをつくっているわけではありません。側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋などが協調し、あごを閉じる、前へ出す、左右へ動かす働きをしています。
食いしばりが続き、あご周囲の筋肉が優位に働くと、下顔面に硬さが残りやすくなります。さらに、首の広頸筋や胸鎖乳突筋、頭の位置、肩の高さまで負担が続けば、フェイスラインと首元の境目もぼやけて見えます。
この状態では、鼻だけを見ても顔全体の印象は整理できません。頭からエラ、首、鎖骨までを一続きに見ます。
顎先から耳の後ろへ続くフェイスラインと、耳から首・肩へ続く位置を一緒に確認します。